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ー「難民」とは、風邪のような状態。

これは「シリアをまた行きたい国にする」というVISIONを掲げ、活動を行うピースオブシリア中野さんの言葉です。


2021年、GLOCALで活動する高校生チームが選んだテーマのひとつが「紛争と貧困」

そして、シリアで起こっていることを見つめアプローチすることを選んだ彼ら彼女たちのおかげで、私は開眼させられはっとしたことをここに綴っておきたい。

そもそも、中野さんと出会ったのは2021年11月。オンライン。私が今受けている研修のランダムブレイクアウトで一緒になった。底抜けの明るさ、ケニアからの時差で現地からぼさぼさの頭で登場したのが印象的で60名以上いるメンバーの中でもとりわけインパクト大だった。

そこから、ただ知り合いになった状態だった「つながり」が生きたものになったのは、GLOCALの高校生たちの好奇心。もっというと彼ら彼女たちの問いや視点。知りたいとという気持ち。簡単じゃなくても、ドキドキしても、インタビューして聞いてみよう。という初めての試みと決断。そこから、中野さんも高校生たちのアプローチを快く受け入れてくださり先日インタビューを行うことに。JICA時代からシリアに関わり10年以上、現在シリアの子どもたちに教育を届ける中野さんに聞いてみようの日がやってきた。

本当に受け止めようとする人の問いには年齢関係なく引き出されるものがあったと感じる、そんな時間だった。高校生だからといって子ども扱いせず目をそむけたくなるような耳をふさぎたくなるようなリアルを真っ直ぐお話ししてくださった。

つながりは、本気の人がいないと生きたものにならない。高校生のおかげでつながりが生きたものになった。

内容については、最終成果報告会で触れられるので彼ら彼女たちのことばで語られるまで待ちたい。中野さんからこれからこの世界で生きていく高校生たちにまっすぐ、かつての美しい豊かなシリア、そして現在。あらゆる情報ー中野さんのお話でさえー自分に問いかけ自分の眼で確かめる大切さを教わった。難民は風邪のように”誰にでも起こり得ることだ”とういことも。

12/18 最終成果報告会

私は、今回のインタビューで色々思い出されることがありこれを書いている。現在は力を失ったIS。2015年のParis Attackは記憶に新しく、バタクラン襲撃の直後私は現場いた。単なる一時的な労働者としてみなす「労働政策」から国の一員としてライフサポートまで行う「移民政策」へのシフトで大きく状況が変わったフランス。シラク大統領の政権時に建てられた移民博物館にも足を運んだ。その変遷とそのコミュニティに生きる人の怒りや恐怖や生々しい葛藤とその先にもたらされた融和を目の当たりにした。GLOCALの事務局長は移民政策の専門家、ISには欧州移民家庭の若年男性が多数参加していたが、その根本は非行少年問題の延長だという。孤立した移民。不安定なアイデンティティ。そういう見方をするとしたら、少年兵の問題同様結局そうしたことを生み出している仕組みやシステムを眺めざるを得ない。個人を糾弾しても何も解決されない。

しっかり世界に眼を開いて生きよう。
というのを中野さんと高校生のおかげでまた思い出した。

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