2019.5.21 京都経営者協会 年次総会 日本で1番初めに創立された経営者団体、京都経営者協会。
74年間、一貫して人と経営について取り組んでいる同協会で「禅に学ぶ人の育て方」と題して
妙心寺 退蔵院 松山大耕さまよりご高話を頂いたときのメモです。
本質は時代が変わっても一生変わらない。
<松山さんよりいただいたご高話抜粋>
ー昨今、大企業はじめ企業のお寺での研修が増えてきた。
理由は2つ。
❶日本や京都式の経営、長く続けるという経営。禅は日本にやってきて1000年。なぜお寺はこれだけ続くのか?この点に学びを得たいのが1点目。
❷お寺にくると、自分自身の感覚にシャープになれるのが2点目。それを磨く機会が情報過多の時代、失われている。スマホもなし、ながらもなし、噛みしめて、味わって食べる「ご飯がおいしい」という感想も多いそう。
然しながら世界での日本のプレゼンスが低下している。
それは、絶対にゆずってはいけないところをアウトソーシングしているから。
リサーチを重ねてデータに基づいて全部盛り込んで、
「本当にそれいいと思っているのか?」と問いたい。
自分自身がこれがいいと思う感覚がないと本当に良いものは創れない。
ー1000年続いているのは人が続いているから
「不立文字(ふりつもんじ)」:
ものごとの本質、本当に大切なものはことばにできない
実践・直感でしか感じられない。
禅:
①simple(単)を示す。禅の教えの根幹にある
②実践の重視
●聞 思 修(もんししゅう)
ものごとを習得する、学ぶ手順
1)セオリーをまなぶ
2)なぜ?意味を考え
3)実際に実践する
禅は逆。
多くの企業は、Theory firstでやられている。
うまくいかない場合も結構あるのではないか?
かつて大学時代はTheory first人間であった。
然しながら所作は、日々の鍛錬を通じてしか体得できない。その賜物。
Theory firstでは身につかない。
道とつくものは禅の影響をうけている
弓道とアーチェリーの違い
※的にあてることを目的としていない
Goal orientedではない
フェンシングと剣道 残心。
茶禅一味
拳禅一如
●ものごとの普遍性
「見えないものを大切にしている」
世界で、日本の映画監督の黒澤明さんが評価が高い
理由は様々だが、見えないすべての小道具を江戸時代のものでそろえた。役者の迫力士気をあげるため。
■まとめ)禅に学ぶ人の育て方
1.言われたことはしない
2.わざと教えない
3.上手に継承している人の特徴
30年前、半年前の成功体験とかセオリーが変わる
★「やったらあかん」を共有しているのが大切
4.瞬時に動く
5.能力ではなく働きが大切
★「なんとかする力」
6.ご馳走をいただく(叱られる)
【Question】
「こどもや大学生、これからを生き抜くために必要な力があるとしたらどんな力、が必要だと思うか?」
と質問をしました
ーどういう場面でもなんとかする力。
GLOCALでそうした力をつけられる場をつくりたいし
まずは自分が実践したい。
【一番印象的であったことば】
「死んでから評価される仕事をしろ」おじい様の言葉
教えがある。だから550年ももっている。
長期的な視座と、見えないものが大切。
多くの学びをありがとうございました。(2019.5.19)

